北海道 視察 2024年7月
- Suemitsu Labo
- 2024年10月23日
- 読了時間: 2分
以前、動物との共生をテーマにオニトモにレクチャーに来ていただいた、札幌市立大学の斎藤雅也先生の引率のもと、札幌市の円山動物園の見学をさせていただきました。
動物にとっての快適な空間を設計するために、現地の気候に近い設計を断熱、採光などの観点から行っていました。また、ムラをつくり、選択肢を増やすことが快適性を増すことにつながるということが印象的でした。


快適性を考える指標は様々ですが、人間にとっても、空間や場の多様性があることは、日々の生活の中で必要だと感じます。
光の加減、温熱環境、体感温度、閉鎖感、開放感、、、空間の質のムラの作り方は様々ですが、をどのような観点から多様化していくかの視点はまだまだあるとは思います。動物園という外部空間も、意図があって設計されていることが体感できました。
齋藤先生が環境設計で携わった、遠藤建築アトリエの新社屋の見学もさせていただきました。緻密な環境設計のもとにできた空間を目の当たりにしました。特に、土間空間から2階へつながる吹き抜け空間はとても明るく、地元材を使用したルーバーや、日中照明を必要としない窓配置計画なども相まって、微小な光や風を活かす気持ちのいい空間でした。

また、北海道を代表する住宅建築である上遠野邸の案内もしていただきました。少し山奥の林の中にたたずむ邸宅で、レンガ造と鉄骨造の高床の建物でした。内部は床下冷房が徹底されており、7月とは思えないほどとても涼しかったです。


最後に札幌市立大学の見学もさせていただき、濃い1日になりました。

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